仏壇をリフォームしたらやるべきこと

古くなった仏壇であっても、安易に買い替えるということをせずに、リフォームという方法でよみがえらせることが可能です。基本的に、どの家庭であっても、先祖代々で受け継いでいることが多いものですので、そうした歴史の重みはたいせつにしたいものといえます。ただし、こうした方法を用いる場合には、やはり仏教にかかわるものであるだけに、一定の儀式などといった、しなければならない約束事というものもあるのです。単に木製の入れ物、箱といった捉え方をするのではなく、信仰の上での重要性ということをふまえて、正しいお祀りのしかたを、あらかじめ覚えておくことが必要です。ここでは、リフォームをしたあとでしなければならないことがらについて、参考までにまとめておきました。

程度に応じた作業の内容について

仏壇のリフォームというのは、古くなったものを補修するなどして、新品に近い状態にするということですが、そこには程度に応じた違いというものも存在します。簡単なもの、たとえば外装をクリーニングしたり、蝶番などの金具を交換したりといったことであれば、スタッフが仏間に出向いて作業をしますので、それほど面倒なものではありませんし、特に仏間からどこか別の部屋に動かしたりする必要もあれません。もしも大掛かりなものになった場合には、これではすみませんので、業者が工場に運搬して、工場のなかで、化学薬品によってクリーニングを入念に行ったり、いったん解体した上で、部材を再度組み立てて、あわせて部品の交換や修理を行うといったことをともないますので、必然的にご本尊やご位牌なども移しておかなければなりません。

魂入れの供養の儀式が必要となる

工場で必要な補修などを行ったあとで返還された場合ですが、菩提寺に連絡をして、一般には魂入れとよばれるような供養の儀式をしてもらうことになります。同様に、工場に運び込む際にも、魂抜きとよばれる儀式がともないますので、この魂抜き、魂入れはセットのものとして考えたほうがよいといえます。単なる箱である仏壇は、この魂入れの儀式によって、ご先祖様の霊を祀る特別な存在になるものです。魂抜きはその反対で、ご先祖様がお祀りされている状態から、ただの箱に戻す儀式といえ、この状態にしてはじめて工場に運搬してもよいということになります。こうした供養の儀式をしないままに仏壇のリフォームをすることは好ましいこととはいえませんので、日取りを決めておくこともたいせつになってきます。